イタリア料理のレシピ集 イタリア料理レシピ
イタリア料理のレシピ集
ペンネのレシピ
イタリア料理においてパスタは欠かせない存在です。スパゲッティに使われるロングパスタ以外にも、マカロニやペンネなどのショートパスタや、板状のパスタであるラザニアや、団子状のニョッキ、また詰め物を入れたラビオリなどもパスタの仲間です。小麦を加工した食品を全般的にパスタというのです。

ペンネ(Penne)は、イタリア語のpenna(羽、ペン)の複数形です。形がペンの先に似ていることからそう呼ばれます。ペンの先に似た形状で、2?3cmの筒状のパスタ全般がペンネです。表面に細かい溝があるお馴染みものは、ペンネ・リガーテで、ソースが絡みやすくなっています。

ご紹介する料理は、このペンネ・リガーテにトマトソースと夏野菜を絡めたパスタ料理です。


ペンネ・リガーテと夏野菜のトマトソース

◆材料(4人分)
・ペンネ・リガーテ・・・320g
・ナス・・・中くらいのもの5本
・ベーコン(塊)・・・150g
・ニンニク・・・2片
・赤唐辛子・・・3本
・トマトソース・・・3カップ
(*基本のトマトソースの作り方を参照)
・オリーブオイル・・・120ml
・塩・コショウ・・・各少々
・パセリのみじん切り・・・適量

◆作り方
1.ナスは1cm厚さの半月切りにして水にさらし、アク抜きをします。ベーコンの塊は棒状に切ります。
2.鍋にオリーブオイルを熱し、つぶしたニンニクと種を除いた赤唐辛子を炒め、香りを出し、取り出します。
3.2の鍋で、水気をよくふきとったナスの両面を焼いてから取り出し、ペーパーで余分な油を切ります。
4.3の鍋でベーコンを炒め、トマトソース、ナスを加えて煮込みます。塩、コショウで味を整えます。
5.ペンネをたっぷりの湯でゆで、熱々のうちに4のソースを加えて和え、パセリをふります。

*基本のトマトソース(サルサ・ポモドーロ)
◆材料(3カップ分)
・ホールトマト(缶)・・・800g
・玉ネギ・・・100g
・ニンニク・・・1片
・オリーブオイル・・・大さじ3
・白ワイン・・・大さじ3
・ローリエ・・・1枚
・塩・コショウ・・・少々

◆作り方
1.鍋にオリーブ油を入れ、みじん切りにしたニンニクと玉ネギを入れて、よく炒めます。2.1にトマト、白ワイン、ローリエを加えて約20分煮込み、塩・コショウで味を整えます。
*いろいろな料理に応用が利くので、是非、基本の作り方をマスターしましょう。
イタリア料理
ズッキーニのレシピ
最近のスーパーの野菜売り場では、たくさんの新顔を見かけるようになりました。お馴染みの緑色のピーマンだけでなく黄色や赤色のカラフルなピーマン、フルーツトマト・・・そしてきゅうりのようなかぼちゃのような・・・ズッキーニ! もの珍しから買ってきてはみたものの、どう調理していいかわからない、ということが多いのではないでしょうか?

ズッキーニ(イタリア語では「ズッキーナ」、フランス語では「クールジェット」)は、イタリア料理やフランス料理の定番の食材です。見た目はキュウリに似ていますが、生食には向きません。じっくりと煮込むと、とろとろになり、舌触りがこたえられません。ズッキーニを使った料理といえば、南フランスの「ラタトゥユ」が有名です。大量のオリーブオイルで炒め煮にします。水分をいっさい加えないことで野菜本来の甘みを楽しむ料理です。イタリアでは、「ラタトゥユ」に似た料理としてナスを使った「カポナータ」があります。

煮込むとおいしいズッキーニの特性を活かし、オリーブオイルとトマトソースで仕上げたイタリア料理をご紹介します。

◆材料(4人分)
・ズッキーニ・・・(小)2本
・トマト水煮缶・・・1/2缶
・玉ネギ・・・1/2個
・ニンニク・・・1/2片
・オリーブオイル・・・大さじ3
・スープ・・・200cc
・トマト(飾り用)・・・1/2個
・塩、コショウ・・・適宜

◆作り方
1.ズッキーニは皮をむき、1.5cm厚さの輪切りにします。
2.玉ネギとニンニクはみじん切りにし、トマトの水煮も細かく切ります。
3.鍋にオリーブオイルを熱し、玉ネギとニンニクを香りが出るまでよく炒め、ズッキーニも加えてさらに炒めます。
4.3にトマトの水煮を加え、スープも入れて約10分煮ます。最後に塩、コショウで味を調え、お皿に盛ります。
5.トマト(飾り用)は湯むきして皮と種を取り除き、切って、4にトッピングします。

*ズッキーニはあまり大きくない、皮の柔らかいもののほうが良質です。大きなものは切り分けて、中をくり抜き、詰め物の器にすると良いですね。
イタリア料理
チャンボッタのレシピ
フランスの南プロヴァンスやニースの料理の「ラタトゥユ」は、ズッキーニやナス、ピーマンなどをオリーブオイルで炒め、トマトとワインで煮込んだ料理です。「ラタトゥユ」の「ラタ」とは、「ごった煮」、「トゥユ」は、「かき混ぜる」を意味します。野菜のごった煮といったところでしょうか。イタリアにも同じような野菜の料理があります。

たとえば、「カポナータ」は、シチリア半島の伝統的なナスの料理です。ナスの甘酢煮といった感じです。

このカポナータに似た炒め煮は、イタリアの地中海地方各地でよく見かけます。カンパニア地方(ポンペイ遺跡で有名です)には、夏野菜のナス、ズッキーニ、玉ネギ、トマトを煮込んだ「チャンボッタCianfotta」という郷土料理があります。

◆材料(4人分)
・ナス・・・2本
・赤ピーマン・黄ピーマン・・・各2個ずつ
・セロリ・・・1本
・ズッキーニ(小)・・・2本
・プチトマト・・・たくさん!
・玉ネギ・・・1/2個
・ニンニク・・・1片
・塩、コショウ・・・適量
・オリーブオイル(エキストラバージン)・・・炒める用:大さじ3/トマトソース用:大さじ3
・バジルのみじん切り・・・適量

*野菜は、ニンジン、じゃがいも、アスパラ・・・何でもお好みのものをお好みの分量加えてください。

◆作り方
1.各野菜は、食べやすい大きさに切ります。
2.フライパンに、つぶしたニンニク、オリーブオイル(炒める用大さじ3)を加え、ニンニクの香りが移ったら、ナス以外の野菜を加えて炒めます。
*ナスは、油と相性が良すぎる?ため、最初に入れると油をすべて吸ってしまい、他に回らなくなってしまうので最後に入れます。
3.ある程度炒まったら、ナスを加えます。塩で味を調えながら、さらにしんなりするまでよく炒めます。
4.トマトソースを作りましょう。
(1)別の鍋に、オリーブオイル(トマトソース用大さじ3)、みじん切りにした玉ネギ、塩少々を加え、火にかけ炒めます。
(2)玉ネギがしんなりし、透き通ってきたら、プチトマトを大量に投入します。これでフレッシュトマトソースの完成です。
5.フレッシュトマトソースができたら、3の炒めた野菜によく混ぜます。
6.お皿に盛り、食べる直前に、たっぷりのバジルを散らして召し上がれ!

*熱々でも、または冷やして前菜にしてもOKです。また、パスタの上にかけたり、ポーチドエッグをのせて崩しながら食べると黄身が絡んでまろやかな舌触りが新鮮です!
イタリア料理
Copyright (C)イタリア料理のレシピ集-おいしいイタリア料理の作り方-. All Rights Reserved.

きょうの空コーヒータイムちょっとのんきに行こう!everydays blogfreeなwindguts blogtoday window

inserted by FC2 system